
社員インタビュー MEMBER INTERVIEW
経験を総動員して
営業戦略を練る

学生時代にアルバイトをしていたとき、事務所のレイアウトが一新される機会に立ち会いました。空間が整理され、きれいになると働きやすくなるということを、身を持って体験したことから、学んだり働いたりする環境をより良くしたいと考え、オフィス家具・文具業界を中心に就職活動を始めました。

同業他社のメーカーは体育会系の印象が強かったのですが、ライオン事務器は穏やかな雰囲気があり、自分に合うなと感じました。思い描いている仕事が本当にこの会社でできるのか一緒に考えたり、面接前に緊張していたときに温かな言葉をかけてくれたりと、社員がみんな親身になって接してくれたからです。選考を通じて、こんな先輩たちがいる会社で働きたいと心から思うようになり、入社を決めました。

導入する仕事
私は、パソコンやタブレット、電子黒板などをはじめとするICT機器の提案・販売、導入後のフォローなどを行っています。お客様は主に自治体や公立の学校なので、通常の受発注の流れとは異なり、他社と価格や内容を競う「競争入札」という形を取ります。一般的な営業活動よりも複雑なステップを踏みますが、予算を取っていただく段階からお客様に対して機器を提案したり、仕様書の内容を工夫したりと、自分のこれまでの経験を踏まえて競争に勝つための戦略を練るのはとても楽しく、やりがいも感じます。

お客様にこちらの提案を気に入っていただくには、普段から信頼関係を築くことも大切です。期限や約束を守ることはもちろんですが、トラブルなどでどうしてもそれが叶わなくなった際に、納得いただけるような代替案を提示し迅速に対応するよう心がけています。

のびのび働く
配属当初には、ICT機器にはまったく詳しくなかったどころか、苦手意識もあったのですが、実際にいろいろな機器に触れながら勉強して商品知識を増やし、今では規模の大きい案件もこなすようになりました。競争入札の流れも、最初は上司や先輩に同行して学び、徐々に自分でできる部分を増やすことで、スムーズに覚えることができました。

提案から納品までには1年以上、長いときには2年ほどかかることもあります。期間が長いだけに大変ですが、何かあったときには気軽にチームメンバーに相談できますし、上司のフォローも手厚く、安心して業務に取り組める環境が整っています。何より、納品後に客先を訪問した際、私が導入した機器が使われているのを見ると、嬉しい気持ちでいっぱいになります。
ICT環境を整備する「GIGAスクール構想」の一環で、ある自治体の学校に数万台ものパソコンを納入する大きな案件を担当したことがあります。公表から納期までの期間がとても短く、スピード感と臨機応変な対応が求められ大変でしたが、大きなやりがいも感じました。今後また同じような規模の案件に挑戦する機会もありそうです。その時に備えて、着実に経験を積みながら、しっかりと準備していきたいと考えています。
